ラムディスクを使おう!
幾分でもパソコンのパフォーマンスがよくなるかと期待して、
日本語IMEの辞書ファイルを高速なラムディスクで使って見ようと考えたんだが。
で、ベクターでいろいろ探して見つけたのがRAMディスクドライバ ERAM for Windows95/98/Me
早速インストールして日本語IME辞書ファイルをコピーして使っていたんだが
いまいち早くならない。
高速化の技術なのに…


タイミング
なんか日本語IMEの調子がおかしい
単語登録が空っぽのようだ
ためしにタスクトレイのIME日本語入力システムのアイコンを右クリック、
メニューからプロパティを選んで単語/用例タブ登録をクリック。
辞書ツールタブをクリックして単語登録を確かめてみるとなんと、なにも登録してないじゃないか。
やはり辞書ファイルをRAMディスクドライバ ERAM for Windows95/98/MeというWindowsの上で働くソフトを使って
ラムディスクの上に置くという考えは間違っていたのかな?
どうも起動時に日本語IMEソフトがラムディスク上に辞書ファイルを作っているみたいでそれからバッチファイルが
辞書ファイルをコピーしてるみたいだ。
当然のことながらMsime98.dic(ユーザー辞書)のコピーに失敗する。
Msime98standard.dic(MSIME標準辞書)のほうはコピーに成功しているようだ。
うーむ、なんか急におかしくなったなぁ。
しかたがないconfig.sysでラムディスクを設定するか…


config.sysではラムディスクを設定するには
config.sysをメモ帳などのエディタで開くと
ドライバファイルがいくつか並んでいる。

devicehigh=c:\windows(以下略
とか
device=C:\windows(以下略

この後ろに
devicehigh=C:\WINDOWS\RAMDRIVE.SYS 15360 512 128 /E
を付け加える。
ここで 15360 というのはラムディスクの容量で単位はキロバイト。
私の場合15メガバイトだったから15×1024で15360になった。
いったん再起動する。
再起動してラムディスクができていたら成功だ。
私の場合はFドライブがラムディスクとなった。
(C,D,Eドライブはハードディスクだからその次だ。)



ラムディスクの中に辞書ファイルを
デフォルトではマイクロソフト日本語IME辞書は
C:\WINDOWS\IME\IMEJP98\フォルダのなかのUSRDICTSフォルダかDICTSに入っている
Msime98.dicがユーザー辞書
Msime98standard.dicが標準の辞書になっている
そのファイルをラムディスクの中にコピーすればいいのだが
cinfig.sysで設定したラムディスクはロングファイルネームが使えないので
コピーするファイルの名前をあらかじめ変えておく。
msime98.dicは名前を変えなくとも使えるがMsime98standard.dicはロングファイルネームなんで
8・3形式に名前を変える。(8・3形式とはファイルの名前が半角8文字、拡張子が3文字)
私はmsime98.dicはそのまま名前を変えずに使いMsime98standard.dicはMsime98s.dicと名前を変え(短くし)た。
ただいきなりファイルの名前を変えようとするとこのファイルの名前は変えられないというエラーがでるから
いったんmsime98.dicとMsime98standard.dicというファイルをハードディスクにコピーしておく。
それから名前を変えよう。
名前を変えたファイルをラムディスクにコピー。


IME日本語入力システムの設定
タスクトレイのIME日本語入力システムのアイコンを右クリック、
メニューからプロパティを選んで辞書/学習タブをクリック。
ユーザー辞書を変更するにはユーザー辞書の項目の参照ボタンを押して
ラムディスク内のMsime98.dicファイルを指定する
標準辞書を変更するにはシステム辞書の項目でMSIME標準辞書を使うようチェックが入っているから
それを外して、追加ボタンを押してシステム辞書の追加ダイヤログボックスで
ラムディスクのなかのMsime98s.dicを指定する


バッチファイル
これで安心してはいけない。
パソコンのスイッチを切るとラムディスクの内容が全部消えてしまうのだ
そうならないためにはパソコンのスイッチを切るたびにラムディスクの内容を
ハードディスクに移し変えなければならない。なんて面倒な
面倒なことはバッチファイル。
幸い起動するときには必ずAUTOEXEC.BATというファイルを実行するから
これにハードディスクからラムディスクに辞書ファイルのコピーをするという命令を書けばいい。
コピーするにはCOPYというコマンドをつかう。


AUTOEXEC.BAT
AUTOEXEC.BATの最後に
COPY D:\ime\MSIME98.DIC F:\MSIME98.DIC
COPY D:\ime\Msime98s.dic F:\Msime98s.dic
というコマンドを付け加える。

コマンドの意味はそれぞれ
COPY D:\ime\MSIME98.DIC F:\MSIME98.DIC
DドライブのimeフォルダにあるMSIME98.DICというファイルを
Fドライブにコピーする。
COPY D:\ime\Msime98s.dic F:\Msime98s.dic
DドライブのimeフォルダにあるMsime98s.dicというファイルを
Fドライブにコピーする。

または起動するときハードディスクからラムディスクに辞書ファイルのコピーをするようバッチファイルを作って、
それをAUTOEXEC.BATで読み取るようにする。(私はこの方法だ。)
で、パソコンの電源を入れるときに必ずラムディスクができてその中に
日本語IMEの辞書ファイルがコピーされるってわけだが
さて、これでラムディスクから日本語IME辞書が読めるはず


終了する
終了するときはウインドウズの終了からではなく、ラムディスクからハードディスクに辞書ファイルを書き戻して
コマンド・メニューで終了 (コピー先はDドライブのIMEフォルダに)
終了バッチファイル
@ECHO OFF
CLS
ECHO. 
ECHO ウインドウズを終了する
ECHO.
CHOICE/C:YN 終了するならYキーを押す。Nキーでメニューに戻る
;
IF ERRORLEVEL 2 GOTO :EX
IF ERRORLEVEL 1 GOTO :QUIT
;
:QUIT
copy /y R:\msime98.dic d:\ime\msime98.dic
copy /y R:Msime98s.dic d:\ime\Msime98s.dic
C:\WINDOWS\RUNDLL32.EXE Shell32.dll,SHExitWindowsEx 1
;
:EX
EXIT

=====説明=====

@ECHO OFF
コマンドやメニューを表示しない

CLS
画面を消去する

ECHO. 
ECHO ウインドウズを終了する
ECHO.
ウインドウズを終了するという表示を出す

CHOICE/C:YN 終了するならYキーを押す。Nキーでメニューに戻る
;
CHOICEというコマンドはユーザー選択画面を出す。この場合はYとNの2種類

IF ERRORLEVEL 2 GOTO :EX
IF ERRORLEVEL 1 GOTO :QUIT
;

Yボタンを押せば:EXに
Nボタンを押せば:QUITにそれぞれ飛ぶ

:QUIT
copy /y R:\msime98.dic d:\ime\msime98.dic
copy /y R:Msime98s.dic d:\ime\Msime98s.dic
ドライブR(ラムドライブ)のmsime98.dicファイルをドライブDのimeフォルダにコピーする
ドライブR(ラムドライブ)のMsime98s.dicファイルをドライブDのimeフォルダにコピーする
copy /y の /yはファイルの上書き確認をしないというスイッチ

C:\WINDOWS\RUNDLL32.EXE Shell32.dll,SHExitWindowsEx 1
ウィンドウズを終了する
;

:EX
EXIT
おしまい


早くなった…かな?
ラムディスクに辞書ファイルをおいて高速化できた気がする(っておい
でもそんなに変わらないような気もする。
手間隙かけた割にはあんまり早くなってないような(笑) なんでかなぁ。
ラムディスク信仰は(笑)はやらないのかなぁ。
でもラムディスクはこのままにしておくつもり。
(デメリットは特になさそうだし)


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